今回はMayaでスクリプトを使ってみたいという方向けに、
基本的なスクリプトの使い方をご紹介します。
スクリプトエディタを開きます
Windows > General Editors > Script Editor
インターフェースはこのようになっています。

A : ヒストリです。行った操作が記録されます。
B : ここにMelまたはPythonのコマンドを入力します。
以下のボタンをクリックし、ヒストリを削除して綺麗にします。
※見やすくするためなので必須ではないです。

キューブを作成してみましょう
一度普通にキューブを作成します。
Create> Polygon Primitives > Cube

するとヒストリにこのような文が出てきたと思います。
※// Result~は無視してください。

この文を以下のようにMELタブにコピペします。



最初に作成したキューブは邪魔なので削除してください。
コマンドを実行してみましょう
準備ができたらこのボタンを押して実行してみましょう。

すると先程と同じようにキューブが作成されたはずです。
実行したコマンドについて少し説明します。

コマンドです。
フラグと引数です。コマンドのオプションのようなものです。
例えば ”-w” はwidth(幅)です。そしてその横に ”1” とあります。
つまり作成するキューブの幅を1とする、というわけです。
PolyCubeの他のフラグについて知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
簡単ですが、以上がスクリプトの基本的な使い方になります。
先程も少し出てきましたが、Mayaで使えるスクリプトにはMelとPythonの2つがあります。
スクリプトを覚えるならpythonがおすすめです。
では何故今回Melを使ったのか、それはスクリプトエディタのヒストリは
Melしか表示されないからです。
つまりMelの方が説明しやすかったから、という理由だけですw
ちなみにMelをPythonに変換してくれるツールを作っている方もいるので、興味のある方は探してみてください。
もう少し詳しく知りたい方向けの記事もいずれ用意できればいいなと思います・・・